モッコウばらのアーチをくぐって

日常のささやかな出来事を綴ります。

江國香織さんの小説

突然ですが、私は江國香織さんの小説が好きです。

仕事に関係する本や、自己啓発のための本を立て続けに読んだ後などは、必ず彼女の小説を探してしまいます。それから、出張などで新幹線に乗る時などは、必ず彼女の文庫本を1冊持っていきます。

先日の東京出張では「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」を読みました。たくさんの短編集の中に、たくさんの恋愛や、複雑な生活の中の真実が潜んでいて、懐かしい感じがしたり、泣きたくなるような気もちになったりするお話たちでした。

私は、きちんと(人が見れば・・・)家庭を持って、子どもも育て、仕事もしているのだけれど、小説に出てくるような突拍子もないような生き方でもないけれど、でも、登場人物たちの気持には共感して、私にもこんな感情あるなあと思うのです。そうして、きちんとしていることと、突拍子もない生き方や恋愛の境界はどこだろうなどと思ったりもします。