モッコウばらのアーチをくぐって

日常のささやかな出来事を綴ります。

「ナポレオン」のブドウパンと朝顔のお墓

毎日、暑い日が続きますね。

週末に、約1キロ分ぐらいの強力粉を使ってパンを焼くのですが

だいたい1週間たたないぐらいで消費されていきます^^;

たぶん、今週も早くなくなりそう(^▽^;)

焼きたてのブドウパンが瞬く間に半分食べられてしまいましたよ。


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子どものころ「ナポレオン」という名前のパン屋さんのクリームパンとブドウパンが大好きでした。

ブドウパンはこんな形だったと思います。グラニュー糖がほんのりまぶしてあってね(#^^#)

懐かしいな。

母にお小遣いもらって買いに行くときは、必ずブドウパンチョイスでした。

今では、次々といろんな美味しいパン屋さんもできましたが

当時、田舎の町の「ナポレオン」は、おしゃれなハイカラなパン屋さんでした。

 

昨日焼いたパン、実はお塩を入れ忘れてる!と焼きあがってから気づきましたが

家族の売れ行き好調。

みんなの味覚どうなってんだ?

さすがにハードパンはバターをしっかり目に塗って、今朝いただきました。

お塩なしのパンは食べれないことはないですが、味にしまりがないですねぇ。

暑すぎてね、お塩を入れ忘れるなんて、初めての失態(^▽^;)

 

哀しいこともありました。

4羽のヒナたちのうちの1羽が巣から落ちて死んでいました。

私たちが不在の時に落ちてしまったのでしょうね。

気づいたときには硬くなっていました。

バックガーデンの朝顔の花のふもとに埋めました。

手に取ると、軽くて小さくて

でも黒い羽がもうしっかり生えそろって、もうすぐ成鳥になりそうなほどにまで育っているのに、残念です。

青空を自由に飛び回りたかったよね。

朝顔のツルが空に向かって伸びていくように、お空に昇っていけますように。

我が家に生まれてきてくれてありがとうね。

 

「死」というものは、どうしてこうも打撃を与えるのでしょうね。

こんなに小さな命だけれど

確実な痛みをもってその死を家族みなで受けとめ、

あらためて自然の摂理や過酷さ、無常さを清々しいほどに前向きに感じました。

 

楽しいことも嬉しいことも

哀しいことも悔しいことも

温かい気持ちと感謝を持って