モッコウばらのアーチをくぐって

日常のささやかな出来事を綴ります。

お弁当の日々と彼女のこと

このところ、中学校の総体で、娘はずっとお弁当持参です。
吹奏楽部の娘には、総体は関係ないのですが、学校でお弁当食べて部活動です。

自分と夫のお弁当だけつくるより、ちょっぴり気合いが入ります。

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昨日はいなりずしを作りました。

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今日はオムライスです。



昨日、娘の忘れものを届けに中学校へ行きました。

もう部活動が始まっていました。音楽室は別棟の4階です。
蒸し暑くけだるい空気の中、階段をゆっくり上がってやっと、4階へ。
娘に忘れ物を届けて、4階の廊下から階下の景色を眺めると、暑さのせいかふーっと吸い込まれそうになるのでした。

涼しげな水を張ったプールの青や、周辺の民家の屋根・・・

ひょんなことから知り合いになった女性の口癖が、心によぎりました。

「飛んでやる・・・」

複雑な生い立ちの彼女は、物事が息づまったり、トラブルを抱えると、
「飛んでやる」というのです。
本当に飛ぶわけではないけど、時に真顔で、時に笑いながら・・・そのたびにドキッとします。

彼女が、こんな所に立ったら、本当に飛びそうと思ってしまいました。

いつか、自分の過去と向かい合って、未来を生きてほしいなあと願っていますが、
多分それは、とても苦しい作業なんでしょうね。