日曜日、市の総合運動公園内の桜が見事でした。
ソメイヨシノよりも色が濃く
河津桜と色目は似ているけれど、花びらはこちらのほうがやや大ぶり。
なんという種類の桜だろうと思っていたらプレートがついている木がありました。
ヨウコウザクラ(#^^#)
漢字表記は陽光桜でよいのかなと調べてみたら、陽光桜というこの桜には逸話があることを知りました。
第二次世界大戦中、多くの教え子を戦地に送り出した愛媛県の青年学校の先生(故高岡正明氏)。
子どもたちに校庭の桜の木の下でまた必ず集まろうと約束をします。
しかし戦争が終わっても戻ってきた子どもたちは半数にも満たなかった。
厳寒のシベリアや亜熱帯の国々でお国のために亡くなった教え子たち。
子どもたちへの鎮魂と平和を願い暑い地域でも寒い地域でも、どんな気候でも咲くことのできる桜の品種を作ろうと30年近い歳月と私財をなげうって開発した悲願の桜が、この陽光桜なのだそうです。
「天地に恵みを与える太陽の光」から陽光という名前になったそうです。
映画化されたらしく、いつか見てみたいと思います。
こんな背景を知り見上げると同じ桜の樹でもそこから受け取るものが違って見えます。
悲願であり非戦を誓う桜。
夫と公園内の桜や春の景色を堪能しながら散歩しました。
薔薇講座で私が担当して芽かきや剪定をした薔薇の樹も夫に教えてあげることができました。↓この樹です( *´艸`)
順調に生育中で安心です。