モッコウばらのアーチをくぐって

日常のささやかな出来事を綴ります。

親と子

父の絵が市の公募の美術展で優秀賞をいただいたというので

両親と子どもたちとで行ってきました。

入選しただけでも素晴らしいと思いますが

優秀賞をいただけて、父は上機嫌でした。

どの絵も素人の絵とは思えない力作揃いでした。

父の絵は緑濃い森と湖とが繊細に描かれていて深みのある素晴らしいものでした。

父が「こんな風に描けるようになるまで10年かかった。。」としみじみ言っていました。

退職後に始めた絵ですが、もう10年も経つんだな。。と思ったのです。


絵を見た帰り実家の近くのケーキ屋さんに久しぶりによってみました。

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私はチョコの可愛いスプーンがついたケーキをいただきました。

美味しかったですよ。




実家からの帰り道、スーパーの屋上に車を止めてお買い物。。

買い物を終えて帰ろうとしたら雨は本降りになっていました。

子どもたちが濡れたらかわいそうと思って

「車とって来るからここで待ってて!」と子どもたちをスーパーの入口に待たせて車まで走りかけると

「お母さん走っちゃだめ!滑ると危ないから歩いて!」と息子の声。。

振り返ると、息子と娘が心配そうに見ていました。

今日は7センチほどあるヒールを履いていました。。

息子から見たら転びそうな感じがしたのかもしれません。

いつも、車に気をつけて・・・とか

心配して後ろ姿を見送るのは私の役割だと思っていましたが

お母さんの後ろ姿を心配してみててくれたんだなぁ。。と

嬉しいような切ないような気持ちになりました。

冷たい雨の一日でしたが

やさしい時間の流れた一日でした。